梅雨の重だるさはスポンジに似ている
梅雨は、多すぎる湿気が体に害をもたらす「湿邪」が強まる時期です。
湿邪を理解するには、スポンジを想像してみてください。
スポンジは水を吸うと重たく冷たくなります。これが「湿邪」の影響です。体が湿邪に侵されると、スポンジと同じように重たくなり、冷えやすくなります。
体にとって不必要な水分である「湿」は、気血の流れを邪魔して痛みを生じさせたり、溜まってむくんだりします。
湿は下に沈む性質があるので、むくみは足に出やすいですが、もし頭がむくんでしまうと、圧迫されて頭痛になりますし、関節で起こると関節痛になります。
他にも胸やお腹がすっきりしない、残便や残尿感がある、下痢、むくみ、頭・手足・体の重だるさ、関節の痛み、尿のにごり、食欲不振、目やに、痰、鼻水などが見られる場合は湿邪に侵されていると考えられます。